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祈願 と 供養 の違いについて

お寺の活動や仏教行事の中で「祈願」や「供養」という言葉を耳にすることがあります。似たような意味合いに思えますが、目的や意味にははっきりとした違いがあります。この記事では、「祈願」と「供養」の違いについてご説明します。

目次

祈願とは

祈願(きがん)とは主に 現世での願い事や目標の達成を祈る 儀式のことを指します。
たとえば、身体健全、家内安全、商売繁盛、開運厄除など、私たちが現在の生活で直面する課題や願望に対して、仏様や菩薩様のご加護を祈ります。
仏様や菩薩様のご加護を願い、願いが実現するように力を授かることを目的としています。

祈願の特徴:

● 現世利益(この世での利益)を祈る
● 個人や家庭の特定の願いに焦点を当てる

供養とは

一方で、供養(くよう)は 亡くなった方や先祖、または命あるものすべてに感謝を捧げる行い です。
たとえば、法要やお盆の行事などが供養にあたります。供養の目的は、亡き方々が安らかな世界で暮らせるように祈ること、そして現世の私たちもその縁を通じて安寧な心を育むことです。

供養の特徴:

● 故人や先祖に感謝を捧げ、供え物を通じて冥福を祈る
● 過去や命そのものを尊ぶ

供養の例:

● 年忌法要や彼岸、お盆で行う先祖供養
● 水子供養やペット供養など、特定の故人や存在への祈り
● 物故者や災害犠牲者への追悼法要

共通点

祈願と供養は目的や内容は異なりますが、どちらも私たちの「心」を整え、仏様やご先祖様とのつながりを深める行為です。

祈願は未来に向かう力を与え、供養は命のつながりを感じさせてくれます。

最後に

長弓寺本堂にて正月3が日の間に祈願を承っています。また、長弓寺薬師院では供養についてのご相談を随時承っております。それぞれの願いや思いを大切にし、皆さまの心に寄り添う儀式を行っています。お気軽にお問い合わせください。

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